安丸 良夫/著 -- 岩波書店 -- 2007.7 -- 210.6

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地下書庫 /210.6/ヤ/ 115961633 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 文明化の経験
タイトルカナ ブンメイカ ノ ケイケン
副書名 近代転換期の日本
著者 安丸 良夫 /著  
著者カナ ヤスマル ヨシオ
出版者 岩波書店
出版年 2007.7
ページ数 10,415,5p
大きさ 22cm
一般件名 日本-歴史-近代 , 日本思想-歴史
ISBN13桁 978-4-00-024637-8 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 210.6
内容紹介 幕末維新期をはさむ約100年の間に根本的な転換=文明化をとげた日本社会。国民国家へと根底から編成替えされていく生活世界、およびそこに生きた人びとの精神史と経験の全体像に、多様な史料の読解を通じて迫る。
著者紹介 1934年富山県生まれ。京都大学大学院国史学専攻博士課程修了。一橋大学名誉教授。日本思想史専攻。著書に「一揆・監獄・コスモロジー」「現代日本思想論」など。

目次

序論 課題と方法
  1 表象と意味
  2 社会的意識形態
  3 「通俗道徳」論からの展望
  4 国民国家日本
  5 戦後歴史学と「民衆史」
  6 歴史の論理
第一章 生活思想における「自然」と「自由」
  はじめに
  一 石田梅岩のばあい
  二 食行身禄のばあい
  三 安藤昌益のばあい
  おわりに
第二章 民俗の変容と葛藤
  一 近世的民俗相の展開
  二 不安の領域
  三 「近代化」過程における抑圧と編成替え
第三章 近代転換期における宗教と国家
  はじめに
  一 近代天皇像の造形
  二 祭政教一致を求めて
  三 廃仏毀釈とキリシタン問題
  四 神々の体系
  五 神道国教主義をめぐる対抗
  六 「信教の自由」と国家
  おわりに
第四章 民衆運動における「近代」
  一 民権運動の形成
  二 民権運動の諸相
  三 「激化」の系譜
  四 顚倒された世界
  おわりに
第五章 明治一〇年代の民衆運動と近代日本
  一 課題と方法
  二 自由民権運動とは何だろうか
  三 歴史の拡がり
第六章 困民党の意識過程
  一 民衆運動史への「思想史」からの接近
  二 負債をめぐる対抗の図式
  三 モラル・エコノミーと実力行使
  四 蜂起の意識過程
  おわりに
補論一 民衆宗教と「近代」という経験
  はじめに
  一 三教一致と近世的コスモロジー
  二 食行身禄と石田梅岩
  三 民衆宗教とはなにか
  四 国民国家と宗教的自律性
  五 近代のジレンマと近世的コスモロジーの衰弱
補論二 現代日本における「宗教」と「暴力」
  はじめに
  一 歴史的背景
  二 近代日本の宗教体系
  三 国体論的原理主義の急進化
  四 現代日本における世俗的なものの「勝利」と「平和」
  五 世界システムと宗教的原理主義
  おわりに
補論三 砺波人の心性
  はじめに
  一 砺波地域の外見的な特徴
  二 真宗篤信地域と人口動態
  三 経済活動の特質
  四 県民性の調査から
  おわりに