毛利 秀雄/共編 -- 培風館 -- 2007.7 -- 480.21

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閲覧室 /480.2/ニ/ 115959686 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 日本の動物学の歴史
タイトルカナ ニホン ノ ドウブツガク ノ レキシ
叢書名 シリーズ21世紀の動物科学
著者 毛利 秀雄 /共編, 八杉 貞雄 /共編  
著者カナ モウリ ヒデオ,ヤスギ サダオ
出版者 培風館
出版年 2007.7
ページ数 6,236p
大きさ 22cm
一般件名 動物学-歴史
ISBN13桁 978-4-563-08281-9 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 480.21
内容紹介 日本動物学会が総力を結集して編纂した記念碑的総説集。1巻では、我が国における「動物学」の始まりと今日までの変遷を、その特徴、世界的業績、課題などをまじえ、分野別に、主たる研究の展開を中心に系統だてて解説する。

目次

序章 動物学のみかた
  1 本書の目的
  2 明治以前の動物学
  3 動物学の構造
  4 日本動物学の特徴と特筆すべき成果
  5 歴史を振り返ることの意味
1章 日本における動物学の黎明期
  1-1 はじめに
  1-2 学術用語の導入
  1-3 ヒルゲンドルフとデーデルライン
  1-4 モースとその弟子たち
  1-5 ホイットマン
  1-6 箕作佳吉と飯島魁
  1-7 動物学会の設立と『動物学雑誌』の創刊
  1-8 三崎臨海実験所
  1-9 夜明けの時代を振り返る
2章 発生学・生理学
  2-1 ホイットマン指導による発生研究
  2-2 箕作佳吉の海外留学と発生学
  2-3 谷津直秀の「発生生理学」と森田斉次の「発生機械学」
  2-4 團勝磨とウッズホール臨海実験所
  2-5 日本の発生学関係研究団体
  2-6 東京大学理学部生物学科における生理学の位置
  2-7 野口英世と神田左京の動物生理学的研究
  2-8 新設帝国大学と動物生理学
  2-9 鎌田武雄と生現学研究
3章 分類学
  3-1 日本における動物分類学のはじまり(明治・大正時代)
  3-2 『動物学提要』(飯島)と『動物分類表』(谷津)
  3-3 昭和初期から戦争の時期へ
  3-4 戦後の再出発
  3-5 新分類学
  3-6 あとがき
4章 生態学
  4-1 はじめに
  4-2 日本の動物生態学のはじまり
  4-3 湖沼・河川の動物生態学の発展
  4-4 農業と動物生態学,とくに昆虫の個体群生態学
  4-5 進化生態学への展開
  4-6 害虫防除から環境科学へ
  4-7 動物の生態分布と稀少種の研究
  4-8 動物群集生態学
  4-9 大型哺乳類の生態学
5章 遺伝学・進化学
  5-1 はじめに
  5-2 20世紀前半の遺伝学
  5-3 集団遺伝学と分子進化学
  5-4 人類遺伝学
  5-5 進化学
  5-6 進化学に関連する人類学の研究
6章 形態学・内分泌学
  6-1 はじめに
  6-2 東京大学理学部動物学教室における内分泌学研究
  6-3 動物行動学への系譜
  6-4 脊椎動物を用いた比較内分泌学の展開
  6-5 昆虫を対象とした実験内分泌学の流れ
  6-6 医学や農学の領域における内分泌学の研究
  6-7 動物学を基礎とした,実験形態学,内分泌学などの今後の展望
7章 細胞学・生化学・分子生物学
  7-1 はじめに
  7-2 戦前までの発展
  7-3 戦後の発展
  7-4 戦後の動物学における細胞生物学・生化学・分子生物学分野の研究の概略
  7-5 関連学会の状況
8章 日本発の国際的業績(1)-カイコの研究
  8-1 はじめに
  8-2 カイコの遺伝学
  8-3 変態・休眠の内分泌学とホルモン
  8-4 絹糸腺におけるフィブロイン合成
  8-5 あとがき
9章 日本発の国際的業績(2)-精子と受精の動物学
  9-1 わが国の動物学の黎明期
  9-2 20世紀前半まで
  9-3 精子の研究
  9-4 卵の成熟
  9-5 受精
10章 日本発の国際的業績(3)-霊長類学
  10-1 はじめに
  10-2 日本サル学の発祥
  10-3 日本霊長類学の方法
  10-4 日本サル学の不滅の業績
  10-5 海外への進出
  10-6 現在と将来の霊長類学
11章 動物学と農学の関係史
  11-1 動物学とZoologyの狭間に
  11-2 動物学が背負った十字架
  11-3 スクラップアンドビルドの固定化
  11-4 農学によるZoologyの受容
  11-5 谷津直秀の史的意味
  11-6 多様な科学哲学からの逃避
  11-7 動物学と農学の構造的限界
  11-8 くり返される狭小性
  11-9 未来への布石
12章 21世紀における動物科学の課題
  12-1 はじめに
  12-2 地球型生物科学から一般生物科学へ
  12-3 多様な動物世界-「奇妙な」動物たち
  12-4 保全に向けて
  12-5 個体生物学
  12-6 統合生物学