尾崎 るみ/著 -- 港の人 -- 2007.6 -- 910.268

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資料詳細

タイトル 若松賤子
タイトルカナ ワカマツ シズコ
副書名 黎明期を駆け抜けた女性
叢書名 港の人児童文化研究叢書
著者 尾崎 るみ /著  
著者カナ オザキ ルミ
出版者 港の人
出版年 2007.6
ページ数 438p
大きさ 22cm
ISBN13桁 978-4-89629-178-0 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 910.268
内容紹介 近代の黎明期、明治女学校と『女学雑誌』によって、キリスト教的な「フェミニズム」を主張した、エリート女性=若松賤子の人生を丁寧に掘り起こし、克明に描いた評伝。
著者紹介 1957年東京生まれ。白百合女子大学大学院修士課程(文学研究科児童文学専攻)修了。同大学児童文化研究センター研究員。東京女子大学非常勤講師。編著に「若松賤子創作童話全集」など。

目次

第1章 若松賤子とメアリー・キダー
  (1)若松賤子の幼少期
  (2)メアリー・キダーと日本
  (3)キダーとの出会い
  (4)キダーの結婚とフェリス・セミナリー開校
  (5)若松賤子とキリスト教信仰
  (6)キダーの新しい仕事
第2章 若松賤子とユージン・ブース
  (1)第二代校長、ユージン・ブース
  (2)翻訳教員・高橋吾良(五郎)
  (3)二通の手紙
  (4)文学への傾斜と新たなる出発
  (5)より広い世界へ
  (6)賤子と英米児童文学
  (7)翻訳との関わり
  (8)世良田亮との婚約とその解消
  (9)翻訳への傾斜
第3章 若松賤子と巌本善治
  (1)巌本善治の生い立ち
  (2)雑誌編集ともうひとつの出会い
  (3)『女学新誌』の創刊
  (4)『女学雑誌』の創刊
  (5)明治女学校の創立と『女の未来』
  (6)「子供のはなし」欄開設の背景
  (7)「子供のはなし」欄と若松賤子
  (8)「子供のはなし」欄・「小供談」欄の執筆者
  (9)「不思議の新衣裳」の原典
第4章 「小公子」への道
  (1)「若殿原」と「家族の幸福」
  (2)創作に挑戦
  (3)創作から翻訳へ
  (4)「忘れ形見」の成功
  (5)<母>への思い
第5章 若松賤子と『小公子』
  (1)Little Lord Fauntleroyについて
  (2)もうひとつの「小公子」・「寧馨児」
  (3)「姫百合」について
  (4)「児籃」欄への移行とその背景
  (5)若松賤子訳の魅力
  (6)『小公子』(前編)刊行の背景と出版状況
  (7)『小公子』(前編)の特徴とその読者
  (8)「自序」が意味するもの
  (9)博文館版『小公子』の誕生
第6章 子どものための創作へ
  (1)「わが宿の花」の翻訳
  (2)当時の『女学維誌』刊行状況とその他の翻訳作品
  (3)「ひろひ児」の創作
  (4)二つの随筆
  (5)林のぬし
  (6)黄金機会
  (7)犬つくをどり
  (8)栄公の誕生日
  (9)鼻で鱒を釣つた話
第7章 活躍の場の拡大
  (1)新たな展開
  (2)孤女学院と巌本善治・若松賤子夫妻
  (3)日清戦争前後の若松賤子
  (4)『少年世界』創刊の背景
  (5)『少年世界』と『婦女雑誌』
  (6)「少女」欄の新設
  (7)「少女」欄の実際
第8章 少女たちへのメッセージ
  (1)「少女」欄と若松賤子
  (2)「児籃」欄との差異
  (3)着物の生る木
  (4)おもひで
  (5)少女たちへのメッセージ
第9章 若松賤子の最後とその仕事
  (1)明治女学校の下六番町時代
  (2)「忘れ形見」の再評価
  (3)明治女学校の火災
  (4)葬儀と追悼会
  (5)英文遺稿集と博文館版『小公子』
  (6)遺稿集『忘れかたみ』
  (7)『女学雑誌』「児籃」欄と若松賤子
  (8)桜井鷗村と「児籃」欄
  (9)『少年世界』「少女」欄と巌本善治
第10章 若松賤子研究のあゆみ
  (1)若松賤子研究のはじまり
  (2)研究の発展と資料の充実
  (3)実りの季節から新しい視点へ
  (4)児童文学研究における若松賤子
  (5)児童文学研究の発展
  (6)近年の研究状況と今後の課題