玉懸 博之/著 -- ぺりかん社 -- 2007.3 -- 210.01

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地下書庫 /210.0/タ/ 115852840 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 近世日本の歴史思想
タイトルカナ キンセイ ニホン ノ レキシ シソウ
著者 玉懸 博之 /著  
著者カナ タマカケ ヒロユキ
出版者 ぺりかん社
出版年 2007.3
ページ数 392,6p
大きさ 22cm
一般件名 歴史学-歴史 , 日本思想-歴史
ISBN13桁 978-4-8315-1170-6 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 210.01
内容紹介 林羅山、前期水戸学の人々、新井白石など江戸時代の思想家は、徳川幕藩体制の中で、歴代の政権主導者をどのように位置づけ、日本の歴史像を描いてきたか。太閤記から読史余論まで、日本近世前期の歴史思想の展開史を考察する。
著者紹介 昭和12年岩手県生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。いわき明星大学教授。日本思想史学会前会長。博士(文学)。著書に「日本中世思想史研究」など。

目次

1 慶長期の小瀬甫庵の思想
  一、『童蒙先習』と『明意宝鑑』『政要抄』の思想
  二、『信長記』の歴史観
2 『天正記』から『太閤記』へ
  一、『天正記』『信長公記』『太閤記』の成立とその著者
  二、『天正記』の歴史世界
  三、『太閤記』の歴史世界
  四、『信長公記』の歴史世界
3 林羅山の歴史思想
  一、羅山後期の神代観
  二、羅山後期の上古観
  三、羅山後期の中世観その一
  四、羅山後期の中世観その二
  五、羅山後期の武家の代観
4 素行歴史思想の核心をなすもの
  一、神代の実在
  二、根元神の誕生と日本国土の生成・「国主」の産出
  三、「国主」の日本国土への降下をめぐって
  四、祭政の一致と武の優越性
  五、江戸前期儒者の神代観と素行
5 山鹿素行の歴史思想
  一、素行の日本歴史・人代の像-上古と中古と近代・当代
  二、素行における日本歴史の全体像と歴史的世界
6 熊沢蕃山の歴史思想
  一、蕃山の日本歴史の像
  二、蕃山における歴史的世界
7 前期水戸史学の歴史思想の一側面
  一、潜鋒における歴史的世界
  二、潜鋒の「保元-建久」観
  三、潜鋒における普遍と特殊
8 前期水戸史学の歴史思想続考
  一、『賛藪』の歴史観の基本相
  二、新しい道徳体系の樹立
  三、道徳と政治との関連
  四、勢の観念と機の観念
  五、歴史世界における天と神
  六、歴史事実の評論
9 『読史余論』の歴史観
  序 近世歴史思想と『読史余論』
  一、『余論』における天の応報の観念と歴史認識
  二、『余論』における「勢」・「変」の観念と歴史認識
  結び 『余論』の歴史観の特質並びに歴史的位置
10 新井白石
  一、白石と歴史研究
  二、白石の歴史観と歴史像
  三、白石の思想的営為と基本的思惟様式
<補論-研究史>近世前期の歴史思想
  一、歴史思想とは何か
  二、近世初期の英雄伝記-近世武家史学の前史
  三、林家史学から白石史学へ