市川 浩/著 -- ミネルヴァ書房 -- 2007.1 -- 559.0238

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資料詳細

タイトル 冷戦と科学技術
タイトルカナ レイセン ト カガク ギジュツ
副書名 旧ソ連邦1945~1955年
著者 市川 浩 /著  
著者カナ イチカワ ヒロシ
出版者 ミネルヴァ書房
出版年 2007.1
ページ数 8,345p
大きさ 22cm
一般件名 軍事工学-歴史 , 技術-ロシア
ISBN13桁 978-4-623-04724-6 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 559.0238
内容紹介 人類はなぜ、その英知を軍事研究に注ぎ込んだのか? 冷戦初期の旧ソ連邦を対象に、「冷戦型科学・技術体制」の形成過程を追求。また膨大な事実資料の背後にある、深刻ではあるが、きわめて人間臭い「真実」に触れる。
著者紹介 1957年京都市生まれ。大阪市立大学大学院経営学研究科後期博士課程単位取得退学。商学博士(大阪市立大学)。広島大学大学院総合科学研究科教授。著書に「科学技術大国ソ連の興亡」など。

目次

序章 冷戦初期旧ソ連邦における軍事技術開発史研究の課題と方法
第1章 旧ソ連邦初の原子爆弾開発計画の全体像
  1 原子爆弾の構想
  2 原爆開発計画のスタート
  3 旧ソ連邦初の原子炉
  4 プルトニウム生産・分離・加工施設(“第817コンビナート”)
  5 ウラン鉱山の開発とウランの精錬
  6 アルザマス16
  7 旧ソ連邦初の原爆実験
  8 ウラン濃縮施設(“第813コンビナート”)
  9 重水炉の開発
第2章 ソヴィエト物理学者の思考と行動
  1 物理学者間の対立
  2 一連の学問分野別“討論”と物理学
  3 開催されなかった“物理学会議”準備の顚末
  4 “対立”の内実と帰趨
第3章 舶用原子力機関開発の最初期とその問題点
  1 舶用原子炉開発の始動と最初の構想
  2 原子力潜水艦=プロジェクトNo627用原子動力装置(軽水炉)の開発
  3 プロジェクトNo645用原子動力装置(液体金属冷却炉)の開発
  4 拙速と疎漏
第4章 ロケット開発と装備省
  1 装備省の戦時増強と戦後における転換
  2 ドイツV-2ロケットと装備省によるその再現
  3 “溺れるもの”の“ワラ”としてのロケット開発
第5章 ジェット機開発とドイツの技術
  1 第2次世界大戦終結以前における自主開発の経過
  2 占領下ドイツにおける研究開発
  3 研究開発拠点の移転
  4 旧ソ連邦初期の軍用ジェット機
  5 空前の技術の“収奪”の帰結
第6章 レーダーの開発,および,レーダー・ミサイル対空防衛網の構築
  1 初期における種々のレーダー開発とその問題点
  2 初のレーダーとミサイルによる対空防衛システムの構築と内務省
  3 複雑な経緯を辿ったレーダー・ミサイル対空防衛網建設
第7章 初期の電子計算機開発
  1 初期の“数学機械”開発の路線
  2 数学者たちの反発
  3 ブルーエヴィチ失脚と科学アカデミーの路線転換
  4 БЗСМの開発
  5 《ストレラー》の開発
  6 《ストレラー》対БЗСМ
  7 電子計算機開発をめぐる競争と対抗
終章 旧ソ連邦における“冷戦型科学・技術体制”
  1 誰が,どのようにして“冷戦型科学・技術体制”を生み出したのか
  2 その後の核軍拡,冷戦のくびきと荒廃