三藤 利雄/著 -- 芙蓉書房出版 -- 2007.1 -- 504

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資料詳細

タイトル イノベーション・プロセスの動力学
タイトルカナ イノベーション プロセス ノ ドウリキガク
副書名 共組織化する技術と社会
著者 三藤 利雄 /著  
著者カナ ミツフジ トシオ
出版者 芙蓉書房出版
出版年 2007.1
ページ数 196p
大きさ 22cm
一般件名 技術革新
ISBN13桁 978-4-8295-0391-1 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 504
内容紹介 日本語ワードプロセッサ、家庭用VTRなどの情報通信技術にかかわるイノベーションの誕生から、社会システムへの普及までのプロセスを例示、分析。技術経営およびイノベーション・マネジメント研究の新しい地平を開く一冊。
著者紹介 1948年生まれ。東京大学工学部大学院卒業。摂南大学経営情報学部教授。東京大学博士(工学)。社会システム工学、イノベーション論専攻。著書に「コミュニケーション技術と社会」など。

目次

序章 研究の端緒
  1.問題意識
  2.本論の構成
第1章 イノベーション・プロセス研究の概観と論点の整理
  1.はじめに
  2.Rogersによるイノベーション普及論の骨子
  3.イノベーション・プロセスの再検討
  4.イノベーション・プロセスに関する仮説
  5.まとめ
第2章 日本語ワードプロセッサのイノベーション・プロセス
  1.はじめに
  2.日本語ワードプロセッサの登場
  3.さまざまな日本語ワードプロセッサの出現と選択過程
  4.かな漢字入力方式への収斂
  5.支配的設計が登場した頃
  6.普及率の分析
  7.考察と教訓
  8.まとめ
第3章 イノベーション・プロセスに関する仮説の整理と体系化の試み
  1.はじめに
  2.イノベーション・プロセスに関する仮説の整理
  3.自己組織系と散逸構造
  4.共進化過程
  5.イノベーション・プロセスの主要構成要素
  6.まとめ
第4章 家庭用ビデオテープレコーダのイノベーション・プロセス
  1.はじめに
  2.イノベータによる家庭用ビデオテープレコーダの発想
  3.ベータマックスとVHSが登場するまで
  4.VHSが支配的設計の地位を獲得し社会システムに普及するまで
  5.仮説の検証
  6.まとめ
第5章 ファクシミリのイノベーション・プロセス
  1.はじめに
  2.ファクシミリの普及の推移
  3.ファクシミリが発明されてから実用化され一部機関で活用されるまで
  4.一般企業へのファクシミリの普及浸透
  5.G3およびG4ファクシミリ装置の標準化
  6.1980年前後の企業のファクシミリに対するニーズと主要要素技術の収斂
  7.1980年代半ば以降のファクシミリの多機能化と低価格化の進行
  8.新旧イノベーションの交代を巡って
  9.仮説の検証
第6章 イノベーション・プロセスの共組織化モデル
  1.はじめに
  2.イノベーション・プロセス・モデルの評価
  3.共組織化モデル
  4.共組織化モデルの適用
  5.既存のイノベーション・プロセス研究との比較
  6.まとめ