柳幸 広登/著 -- 日本林業調査会 -- 2006.11 -- 650.4

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資料詳細

タイトル 林業立地変動論序説
タイトルカナ リンギョウ リッチ ヘンドウロン ジョセツ
副書名 農林業の経済地理学
著者 柳幸 広登 /著, 柳幸広登遺稿集編集委員会 /編集  
著者カナ リュウコウ ヒロト,リュウコウ ヒロト イコウシュウ ヘンシュウ イインカイ
出版者 日本林業調査会
出版年 2006.11
ページ数 321p
大きさ 22cm
一般件名 林業
ISBN 4-88965-164-0 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 650.4
内容紹介 2005年に逝去した気鋭の科学者が残した研究成果を一冊にまとめる。林業地代理論を基礎とした木材価格論、北海道の林地転用問題やヨーロッパ他の造林問題、日本の不在村森林所有問題、「林業林地変動論」草稿を収録。
著者紹介 1948~2005年。北海道大学大学院博士課程農学研究科林学専攻単位取得退学。九州大学大学院農学研究員森林資源科学部門教授等を務めた。著書に「木材価格形成論」など。

目次

序章
  第1節 本書の視点と構成
  第2節 海外林業研究の展開-林業立地論への布石として-
  第3節 「林業立地変動論序説」の解説-九州大学での1年8ケ月を振り返りつつ-
第1章 林業地代論と木材価格論
  第1節 問題の所在
  第2節 木材価格と林業地代の原理的考察
  第3節 木材価格形成の特殊性
第2章 北海道における林地転用と農地造成
  第1節 道東民有林における農地造成の現況とその特質
  第2節 網走地域における林地転用の実態とその構造
  第3節 昭和50年代におけるカラマツ材生産の展開とその帰結-林地転用とカラマツ材生産-
  第4節 1960年代以降における林地移動の時系列的分析
  第5節 林間放牧の地代負担力-穂別町の事例を中心にして-
第3章 ニュージーランドにおける育成的林業の拡大と人工林保有構造の変化
  はじめに
  第1節 林業・林産業の特徴
  第2節 1990年代以降における人工林の拡大とその要因
  第3節 第3次造林ブームの担い手と人工林保有構造の変化
  第4節 既存人工林の売買の激化
  おわりに
第4章 チリにおける林業・林産業の拡大と林業政策の展開
  はじめに:ニュージーランドのライバルとしてのチリ
  第1節 チリの林業・林産業の概観
  第2節 チリにおける人工造林の展開
  第3節 民営造林の拡大に果たした「林業振興法(政令701号)」の役割
  第4節 チリの林業・林産業における2大グループの地位
  おわりに
第5章 オーストラリアにおける産業植林の動向
  第1節 人工林資源の現況
  第2節 人工林面積と新規植林面積の推移
  第3節 植林ブームの担い手と背景
第6章 ヨーロッパにおける農地造林と林業助成策の展開
  はじめに
  第1節 ECの林業政策展開の時期区分
  第2節 1974年の「林業施策に関する命令」草案から規則797/85号の成立まで
  第3節 第3段階(85年以降):林業政策の拡大
  おわりに
第7章 不在村所有の動向と今後の森林管理問題
  第1節 森林管理問題の一焦点としての不在村者所有林
  第2節 不在村者所有林分布と時系列変化の地域的特徴
  第3節 不在村所有者の諸タイプとその動向
  第4節 不在村者所有林管理問題の焦点-新段階の過疎化と相続問題
第8章 林業立地変動論草稿
  第1節 林業立地変動論-チリの事例を中心にして-
  第2節 林業地代論の再評価-林業立地変動論の立場から-