井上 琢智/著 -- 日本評論社 -- 2006.11 -- 331.21

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地下書庫 /331.2/イ/ 115816936 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 黎明期日本の経済思想
タイトルカナ レイメイキ ニホン ノ ケイザイ シソウ
副書名 イギリス留学生・お雇い外国人・経済学の制度化
叢書名 関西学院大学経済学研究叢書
著者 井上 琢智 /著  
著者カナ イノウエ タクトシ
出版者 日本評論社
出版年 2006.11
ページ数 13,362p
大きさ 22cm
一般件名 経済学-歴史 , 日本-対外関係-イギリス-歴史 , 留学-歴史 , お雇い外国人
ISBN 4-535-55508-7 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 331.21
内容紹介 強兵から富国をめざした黎明期の日本は近代経済思想をどのように導入していったのか-。イギリス留学生とイギリス人お雇い外国人に注目し、西欧経済思想の導入と日本の近代化にはたした彼らの役割を明らかにする。
著者紹介 1946年京都府舞鶴市生まれ。関西学院大学経済学研究科博士課程修了。関西学院大学経済学部教授。著書に「ジェヴォンズの思想と経済学」など。

目次

第1章 イギリス留学生・お雇い外国人
  第1節 はじめに
  第2節 イギリス留学生
  第3節 模範国さがし
  第4節 お雇い外国人-その実態と役割
  第5節 おわりに-模範国イギリスと日本の近代化
第2章 幕末・明治初期イギリス留学生とユニヴァーシティカレッジ・コネクション
  第1節 イギリス留学を支えた人びと
  第2節 ユニヴァーシティ・カレッジ教授ウィリアムソンと日本人留学生
  第3節 ユニヴァーシティ・カレッジ留学生の実態
  第4節 日本学生会から共存同衆へ
  <資料> ユニヴァーシティ・カレッジ留学生一覧
第3章 明六社と共存同衆
  第1節 はじめに
  第2節 明六社
  第3節 共存同衆
  第4節 おわりに
第4章 幕末・明治初期のイギリス留学生と大蔵省
  第1節 幕末・明治初期の海外留学生と大蔵省
  第2節 イギリス渡航者の実態と大蔵省
  第3節 イギリス渡航者と大蔵省-ユニヴァーシティ・カレッジ・コネクションを中心として
  第4節 大蔵官僚の育成-銀行学局から帝国大学へ
  第5節 帝国大学法科大学における経済学・財政学教育
第5章 明治日本の経済学導入史
  第1節 経済学との出会い-強兵から富国へ
  第2節 邦訳の時代-経済学入門書から自由主義経済書へ
  第3節 お雇い外国人教師-経済学の伝道
  第4節 明治中期の経済学界
第6章 W.S.ジェヴォンズと日本人留学生
  第1節 はじめに
  第2節 W.S.ジェヴォンズと留学生
  第3節 留学生の軌跡
第7章 ジェヴォンズ経済学の導入と展開
  第1節 はじめに
  第2節 W.S.ジェヴォンズと山辺丈夫
  <資料Ⅰ> 山辺の筆記ノート
  第3節 ジェヴォンズ経済学の邦訳と普及
  <資料Ⅱ> W.S.ジェヴォンズ諸著作邦訳文献年表
  <資料Ⅲ> 専門用語邦訳一覧
  第4節 応用経済学者W.S.ジェヴォンズと日本の近代化
  第5節 おわりに
  補論 ジェヴォンズ論理学の日本への導入
第8章 大越成徳と自由貿易論
  第1節 略伝
  第2節 価格論
  第3節 大越成徳の自由貿易思想
  第4節 大越成徳の保護主義批判
  第5節 おわりに
  付録:大越成徳著作目録
第9章 マーシャル経済学の日本への導入と展開
  第1節 はじめに-近代経済学の日本への導入
  第2節 マーシャル経済学との出会い
  第3節 マーシャル経済学の邦訳・解説
  <付表> ジェヴォンズ経済学・マーシャル経済学導入年表
第10章 『国民経済雑誌』にみる近代経済学の展開
  第1節 はじめに-明治期の経済雑誌と『国民経済雑誌』
  第2節 『国民経済雑誌』と近代経済学の理論
  第3節 学派別の輸入状況
第11章 福田徳三と厚生経済学の形成
  第1節 生涯と著作
  第2節 日本の近代化と「近代人」の育成
  第3節 社会政策的自由主義の社会哲学的基礎
  第4節 福田徳三の近代経済学研究
  第5節 厚生経済学への道
  第6節 おわりに-経済学の制度化と近代経済学の定着