池尾 愛子/著 -- 名古屋大学出版会 -- 2006.4 -- 331.21

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地下書庫 /331.2/イ/ 115785388 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 日本の経済学
タイトルカナ ニホン ノ ケイザイガク
副書名 20世紀における国際化の歴史
著者 池尾 愛子 /著  
著者カナ イケオ アイコ
出版者 名古屋大学出版会
出版年 2006.4
ページ数 8,352p
大きさ 22cm
一般件名 経済学-歴史
ISBN 4-8158-0537-7 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 331.21
内容紹介 日本の経済学の歴史を、一般均衡理論の展開や応用経済学の確立を軸に国際的文脈のなかで描き出す。20世紀前半の理論・計量経済学の台頭から今日の標準的経済学への発展過程を日本から捉えた成果。
著者紹介 1956年大阪府生まれ。一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。國學院大学経済学部教授を経て早稲田大学商学学術院教授。商学博士。著書に「20世紀の経済学者ネットワーク」他。

目次

序章 経済学の国際化と日本の経済学者たち
  第1節 20世紀以降の経済学史
  第2節 本書の構成
  第3節 本書の特徴
第1章 経済学者の国際的フォーラム
  はじめに
  第1節 国際経済専門誌の創刊と配布
  第2節 エコノメトリック・ソサエティの創設
  第3節 経済学者の移住と日本の経済学者たち
  第4節 経済専門誌と英語の採用
  第5節 日本の経済専門誌
  おわりに
第2章 国際金本位制と国内金融制度
  はじめに
  第1節 「複合本位制」の提案
  第2節 経済学者の登場と金為替本位制
  第3節 管理通貨と国際経済会議
  第4節 日本円の購買力
  第5節 金解禁政策の理由と公式評価
  第6節 金輸再禁止と赤字財政
  おわりに
第3章 新古典派経済学の展開
  はじめに
  第1節 国際比較のための文化的背景
  第2節 限界分析の導入
  第3節 一般均衡理論とマクロ経済学
  第4節 経済学と物理学
  おわりに
第4章 一般均衡理論(1)-安定分析
  はじめに
  第1節 世界の数学の坩堝
  第2節 模索過程タトマンと動学体系
  おわりに
第5章 一般均衡理論(2)-均衡の存在問題
  はじめに
  第1節 1962年までの一般均衡の存在問題の研究
  第2節 抽象代数学の登場と不動点定理
  第3節 結節点としてのカール・メンガー
  第4節 ジョン・フォン・ノイマン-角谷静夫
  第5節 日本の数理経済学者と存在問題
  第6節 二階堂副包-ケネス・アロー
  おわりに
第6章 ケインズの経済学からケインズ経済学へ
  はじめに
  第1節 日本におけるケインズ経済学-展望
  第2節 ケインズに対する最初の視線
  第3節 ケインズの国際舞台での華やかな活躍-1920年代
  第4節 消費節約政策に対する批判
  第5節 高橋是清の「ケインズ政策」
  第6節 ケインズの『貨幣論』と『一般理論』
  おわりに
第7章 知的交流と国際経済学の展開
  はじめに
  第1節 国際交流の再開
  第2節 国境を越える研究活動
  第3節 国際経済学の研究-ドイツとのつながり
  第4節 国際貿易論の展開-英語圏とのつながり
  おわりに
第8章 国際化対応と経済研究・教育の変化
  はじめに
  第1節 貿易と通貨の国際秩序
  第2節 賠償から経済協力へ
  第3節 国際連合とOECDの援助体制
  第4節 日本経済の統計的研究
  第5節 経済専門職の養成
  おわりに
第9章 経済学者と経済摩擦-1985年の転換点
  はじめに
  第1節 日本政府と経済専門職-1980年代まで
  第2節 戦略的通商政策論の登場
  第3節 経済摩擦と日本政府
  第4節 経済学者による摩擦論争
  第5節 経済学者の政策形成への参加-1990年代
  第6節 21世紀初頭の経済学者と経済政策
  おわりに
終章 経済学の国際化と数学化
  はじめに
  第1節 経済学者と制度改革・政策形成
  第2節 経済学の国際化とノーベル経済学賞
  おわりに