伊藤 修一郎/著 -- 木鐸社 -- 2006.4 -- 518.8

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資料詳細

タイトル 自治体発の政策革新
タイトルカナ ジチタイハツ ノ セイサク カクシン
副書名 景観条例から景観法へ
著者 伊藤 修一郎 /著  
著者カナ イトウ シュウイチロウ
出版者 木鐸社
出版年 2006.4
ページ数 289p
大きさ 21cm
一般件名 都市計画-条例・規則 , 景観デザイン
ISBN 4-8332-2376-7 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 518.8
内容紹介 自治体が人的・財政的資源を活用し、現代社会の政策課題に取り組む主体として、その潜在力を発揮できるのは、どのような条件のもとでか。いかにして自治体発の政策革新が可能になるのか。景観条例を題材として考察する。

目次

はじめに
  本書の目的:自治体発の政策革新の解明
  今日的政策としての景観条例
  景観問題に典型的に表れる政策課題の構造
  本書の構成
第1章 政策革新の理論:総体レベルの政策革新
  定義と先行研究
  動的相互依存モデル再訪
  モデルの拡張:相互参照による総体レベルでの政策革新
  本章のまとめ
第2章 景観条例の歴史的展開:総体レベルでの法学的観察
  景観条例の変遷の分析手法
  景観条例の展開:制定状況概観
  歴史的景観条例
  柔軟な制度の模索と都市景観形成
  県条例
  バブル期以降の展開
  景観法の政策手段
  本章のまとめ
第3章 革新者たち:金沢市,神戸市,藤沢市の政策過程追跡
  観察の対象と枠組み
  金沢市伝統環境保存条例
  神戸市都市景観条例
  藤沢市
  先行者へのフィードバック
  本章のまとめ
第4章 伝建の指定と合意形成:竹富町と川越市の政策過程追跡
  竹富町
  川越市
  甘楽町
  桐生市
  本章のまとめ
第5章 バブル経済下の条例の波及:群馬県内の比較事例研究
  群馬県内の景観条例普及状況
  新治村:バブルへの迅速な対応
  水上町谷川区:自発的住民協定
  嬬恋村・長野原町:高さ規制を前面に
  川場村:むらづくりから条例へ
  高崎市・前橋市:紛争なき条例制定
  草津町:都市類似的課題への対応
  片品村:花を愛する村長の遺志を実現
  月夜野町:条例を検討するも制定せず
第6章 条例制定過程の全体像:景観アンケートによる一般化
  条例制定過程を理解する枠紐み:修正ステージ・モデル
  景観条例制定過程の実際
  条例を制定しない理由
  本章のまとめ
第7章 相互参照の実態:どこがどこを参照するのか
  検証すべき論点
  相互参照の実際
  相互参照の対象
  準拠関係の有無:相互参照の対象は安定しているか
  相互参照の規則性
  本章のまとめ
第8章 政府間関係と政策革新:国・都道府県・市町村問の相互参照
  相互参照と政府間関係
  国の自治体への影響
  都道府県の影響力(条例以外)
  都道府県条例が市町村条例に及ぼす影響
  都道府県の相互参照:都道府県は市区町村を参考にするか
  国との関係
  本章のまとめ
第9章 相互参照と政策の発展:政策手段の多様化と共通化
  相互参照と内容の類似の視覚的把握:クラスター分析
  相互参照による多様性の保持:条例間距離の測定
  都道府県条例による市町村条例の内容の収束
  景観条例の三つの型:主成分分析
  本章のまとめ
第10章 景観条例の執行と自治体の選択:コモンズの悲劇を乗り越える
  景観条例の執行と効果
  景観条例が効果を発揮する条件(ゲーム分析1)
  なぜ誘導が好まれるのか(ゲーム分析2)
  事例研究・統計データによる検討
  本章のまとめ
終章 政策革新を促す
  本書の発見の概要
  相互参照をめぐる発見の含意
  地方制度改革への含意
  相互参照をどう促進するか
  景観法の活用と現代的共通課題への取り組み
  おわりに
補論