濱田 琢司/著 -- 思文閣出版 -- 2006.2 -- 751.1

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資料詳細

タイトル 民芸運動と地域文化
タイトルカナ ミンゲイ ウンドウ ト チイキ ブンカ
副書名 民陶産地の文化地理学
著者 濱田 琢司 /著  
著者カナ ハマダ タクジ
出版者 思文閣出版
出版年 2006.2
ページ数 290,28p
大きさ 22cm
一般件名 陶磁器-日本 , 民芸
ISBN 4-7842-1288-4 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 751.1
内容紹介 近代日本の工芸界における「文化的イノベーション」であった民芸運動と陶器産地との影響関係、外部者によって形成されたイメージや価値観が地域へ与える影響、地域文化が形成されるプロセスを検証し、文化地理学的考察を行う。
著者紹介 1972年栃木県生まれ。関西学院大学大学院文学研究科博士課程後期課程単位修得退学。神戸大学非常勤講師。

目次

第1章 工芸と地域文化をめぐる文化地理学
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 日本の工芸をめぐる文化的コンテクスト
  Ⅲ 地理学における工芸をめぐる諸研究
  Ⅳ 地域文化と工芸
  Ⅴ おわりに-対象と課題-
第2章 民芸と地域
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 民芸運動の概要
  Ⅲ 対抗言説としての民芸
  Ⅳ 美術工芸と民芸-二つの地図から-
  Ⅴ 産業振興的まなざしと民芸
  Ⅵ 高度成長期における地方文化の消費-民芸ブームへ-
  Ⅶ 民芸ブームの諸相
  Ⅷ おわりに
第3章 観光ガイドブックに見る工芸と地域
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 資料と選出方法
  Ⅲ ガイドブックに現れるやきもの
  Ⅳ おわりに
第4章 維持される産地の伝統
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 対象地の概要
  Ⅲ 民芸運動と小鹿田
  Ⅳ 一九六〇~七〇年代の小鹿田
  Ⅴ 機械導入問題-完全なる伝統の保持-
  Ⅵ 『日本陶芸展』への出展と個人化の抑制
  Ⅶ 伝統の選択-おわりにかえて-
第5章 産地変容と「伝統」の自覚
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 対象地と民芸運動
  Ⅲ 民芸ブーム期以前の陶業形態
  Ⅳ 陶工の独立
  Ⅴ 外部者と技術の習得
  Ⅵ おわりに
第6章 陶芸家濱田庄司の場所へのまなざし
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 都会から田舎へ
  Ⅲ 益子の地理的位置
  Ⅳ 濱田のライフスタイル
  Ⅴ 濱田のコスモポリタニズム
  Ⅵ おわりに
第7章 職人か、芸術家か
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 陶郷益子の概略
  Ⅲ 個人作家の発生と益子
  Ⅳ 担い手としての個人作家
  Ⅴ 産地のイメージと多様化する担い手
  Ⅵ おわりに
補章 地域からの実践と民芸運動
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 民芸運動内部における個人作家批判
  Ⅲ 三宅忠一と日本民芸協団
  Ⅳ 三宅忠一の民芸観と個人作家批判
  Ⅴ 地域における実践
  Ⅵ 消費の論理と生産の論理
  Ⅶ おわりに
結語