白川 千尋/著 -- 明石書店 -- 2005.12 -- 382.733

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資料詳細

タイトル 南太平洋における土地・観光・文化
タイトルカナ ミナミタイヘイヨウ ニ オケル トチ カンコウ ブンカ
副書名 伝統文化は誰のものか
著者 白川 千尋 /著  
著者カナ シラカワ チヒロ
出版者 明石書店
出版年 2005.12
ページ数 282p
大きさ 20cm
一般件名 バヌアツ
ISBN 4-7503-2210-5 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 382.733
内容紹介 文化人類学者のなかには、自らの異文化理解のあり方をめぐって、その対象である人々から厳しい批判を受けてしまう者もいる。そのような批判を踏まえ、どのような実践を行うべきか、ヴァヌアツの事例に基づきながら考える。
著者紹介 1967年東京都生まれ。総合研究大学院大学文化科学研究科博士課程修了。国立民族学博物館先端人類科学研究部助教授。

目次

第1章 カストム/伝統文化をめぐる文化人類学的議論
  1.創造されたものとしてのカストム
  2.伝統文化について語る力/権利の所在をめぐって
  3.語られるものとしてのカストム?
第2章 トンゴアの人々とカストム
  1.トンゴアの人々
  2.カストムに類似した諸概念
  3.アエラン・スタエルとカストムの違い
  4.カストムに相当するものとしてのナヴァカマティ
  5.チーフ評議会におけるカストム論争
  6.カストムをめぐる争いと文化人類学者の位置づけ
第3章 土地をめぐる争い、その歴史的背景と余波
  1.土地回復への闘い
  2.土地の慣習的保有者とは誰か?
  3.ポートヴィラの人々の名乗り
  4.使われない名称
第4章 観光のなかのカストム
  1.南部ペンテコストの人々とナゴル儀礼
  2.ヴァヌアツにおける観光の推移
  3.ナゴル観光の変遷と儀礼の担い手たちの動向
  4.儀礼は誰のものか?
第5章 カストムに関する政策
  1.カストムの保全と調査活動の制限
  2.調査活動に関するポリシーの制定
第6章 保有されるものとしてのカストム
  1.保有のありよう
  2.カストムを理解しようとすること