犬飼 隆/著 -- 笠間書院 -- 2005.12 -- 810.23

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閲覧室 /810.2/イ/ 115726457 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 木簡による日本語書記史
タイトルカナ モッカン ニ ヨル ニホンゴ ショキシ
著者 犬飼 隆 /著  
著者カナ イヌカイ タカシ
出版者 笠間書院
出版年 2005.12
ページ数 247p
大きさ 22cm
一般件名 日本語-古語 , 日本語-表記法-歴史 , 木簡・竹簡
ISBN 4-305-70305-X 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 810.23
内容紹介 言語研究の立場から、木簡から読み解けることを明らかにし、歴史学・考古学に還元すると同時に、8世紀以前の日本語のあり方を追究する。
著者紹介 昭和23年名古屋市生まれ。東京教育大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。愛知県立大学文学部国文学科教授。著書に「上代文字言語の研究」など。

目次

第一章 日本語史資料としての七世紀木簡
  1 七世紀日本における漢字・漢語の普及
  2 漢文訓読と字訓体系の成立
  3 日本語に馴化した字音体系
  4 漢字で日本語の文を書く諸様式
  5 朝鮮半島の漢字使用とのかかわり
  注
第二章 森ノ内遺跡出土手紙木簡の書記様態
  一、森ノ内木簡の字訓の性格
  二、壬申誓記石と森ノ内木簡の空格
第三章 木簡上の日本語
  一、木簡の「ひとつひとつ」「ひとりひとり」
  二、人名「あしへ」と集団を指す「つら」
第四章 地方中心地における漢字の受容
  1 七世紀前半の層
  2 七世紀中頃の層
  3 七世紀後半~七世紀末の層
  4 七世紀末~八世紀前半の層
  5 結語
  注
第五章 大宝二年度戸籍と木簡
  一、美濃国戸籍の文字言語史上の位置
  二、「枚」と「牧」の通用-「牧夫」は「ひらぶ」-
第六章 万葉仮名「皮」
  1 万葉仮名「皮」の存在確認
  2 万葉仮名「皮」は「波」の略体か
  3 単体の万葉仮名であった可能性
  4 朝鮮半島の仮借との関係
  5 字音と語音の整合性
  6 五世紀の音韻体系推定の端緒
  7 字音と音韻認識
  注
第七章 古事記と木簡の漢字使用
  1 問題設定
  2 漢字の字種の比較
  3 漢字の用法の比較
  4 言語要素の文字化・非文字化
  5 書記様態の比較
  6 結語
  注
第八章 「歌」の習書木簡
  1 律令官人が「歌」をつくる
  2 出土資料に書かれた「難波津の歌」ども
  3 出土資料に書かれた日本語韻文
  4 詠歌の場とその記録
  5 漢字で「歌」を書き和歌を書く書記様態
  6 結語
  注