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    講談社ビーシー
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野邑 理栄子/著 -- 吉川弘文館 -- 2006.1 -- 396.077

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
地下書庫 /396.0/ノ/ 115738643 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 陸軍幼年学校体制の研究
タイトルカナ リクグン ヨウネン ガッコウ タイセイ ノ ケンキュウ
副書名 エリート養成と軍事・教育・政治
著者 野邑 理栄子 /著  
著者カナ ノムラ リエコ
出版者 吉川弘文館
出版年 2006.1
ページ数 6,274,22p
大きさ 22cm
一般件名 陸軍幼年学校
ISBN 4-642-03774-8 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 396.077
内容紹介 昭和戦前期、陸軍首脳部の重要ポストは陸軍幼年学校出身者で占められていた。なぜ陸軍は閉鎖的なエリート養成制度を作り出したのか。教育界の反発に対抗しつつ特権化を図る過程を、新発見の史料を駆使して解き明かす。
著者紹介 1972年大阪府生まれ。神戸大学大学院総合人間科学研究科博士後期課程修了、博士(学術)。神戸大学百年史編集室助手。

目次

序章 陸軍幼年学校体制の歴史的位置付け
  一 問題の提起(その一)-陸軍幼年学校体制の性格-
  二 問題の提起(その二)-陸軍幼年学校体制をめぐる相剋-
  三 対象時期
  四 本書の研究目的と構成
第一章 陸軍幼年学校体制はなぜ発足したのか
  問題の所在
  一 陸軍幼年学校改革をめぐる従来の諸説
  二 児玉源太郎の『欧洲巡廻報告書』
  三 民党の攻勢と軍人精神強化論
  四 「皇室との関係」深化構想
  五 児玉構想の実現
  小括
第二章 日清戦後における軍事と教育の相剋
  問題の所在
  一 陸軍地方幼年学校批判の発端
  二 貴族院での陸軍地方幼年学校批判の登場
  三 文部省側の態度への反応
  四 山県有朋の反論
  五 山県有朋の反論を乗り越えて
  六 廃止要求の波紋と弱点
  小括
第三章 隈板内閣と「陸軍幼年学校問題」
  問題の所在
  一 尾崎行雄文相の陸軍幼年学校移管案
  二 藩閥・陸軍の反発
  三 ジャーナリズム・政党からの反響
  四 寺内正毅の尋常中学校長侮蔑事件
  五 第二回高等教育会議での対立回避
  小括
第四章 陸軍幼年学校の特権化
  問題の所在
  一 二つの問題
  二 第一次桂太郎内閣の政務調査会
  三 模索する陸軍幹部たち
  四 陸軍幼年学校の特権化への道
  小括
終章 陸軍エリート養成制度にみる近代日本
  一 本論文の要旨
  二 日本陸軍エリート養成制度の特徴
  三 陸軍幼年学校体制がもたらしたもの
あとがき
参考文献