宮元 健次/著 -- 雄山閣 -- 2005.11 -- 521.5

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資料詳細

タイトル 近世日本建築の意匠
タイトルカナ キンセイ ニホン ケンチク ノ イショウ
副書名 庭園・建築・都市計画、茶道にみる西欧文化
著者 宮元 健次 /著  
著者カナ ミヤモト ケンジ
出版者 雄山閣
出版年 2005.11
ページ数 10,431p
大きさ 22cm
一般件名 日本建築-歴史 , 庭園-日本 , 茶道-歴史 , 都市計画-歴史
ISBN 4-639-01901-7 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 521.5
内容紹介 キリスト教宣教師の布教活動や南蛮貿易によって、日本に伝えられた西欧文化が日本の庭園、建築、茶道などにどのような影響を与えたのか。具体例を取り上げつつ、「近世疑洋風建築」といった新しい視点から論考する。
著者紹介 1962年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修了。宮元庭園建築研究所代表取締役。愛知産業大学建築デザイン学科講師。著書に「桂離宮隠された三つの謎」「修学院離宮物語」など。

目次

第一章 寛永期日本庭園にみられる同時代西欧庭園の影響
  はじめに
  1.寛永度宮廷庭園にみられる西欧手法
  2.キリスト教宣教師と宮廷関係者
第二章 桂離宮にみられる同時代西欧文化の影響
  はじめに
  1.遠近法の手法の指摘
  2.見通し線の手法の指摘
  3.黄金分割の手法の指摘
  4.その他の西欧意匠の指摘
  5.造営者とキリシタンの関係
第三章 遠州作品にみられる同時代西欧庭園の影響
  はじめに
  1.南禅寺本坊方丈前庭
  2.大徳寺方丈石庭
  3.大徳寺孤篷庵忘筌
  4.江戸城西ノ丸山里茶屋
  5.日光東照宮
  6.茶道の作法と西欧手法
第四章 桂離宮の遠州作否定説への疑問
  はじめに
  1.遠州作否定説の根拠
  2.遠州作否定説の問題点
  3.遠州関与の可能性について
第五章 龍安寺石庭の由緒について
  はじめに
  1.造営年代について
  2.作庭意図について
  3.設計者について
第六章 書院造りにみられる遠近法的効果
  はじめに
  1.醍醐寺三宝院表書院
  2.聚楽第大広間
  3.西本願寺飛雲閣
  4.西本願寺白書院対面所
  5.曼殊院書院
  6.江戸城本丸大広間
第七章 南蛮寺の復元
  はじめに
  1.下京・南蛮寺の成り立ち
  2.仮聖堂
  3.教会堂建立
  4.位置
  5.意匠
  6.位置
  7.平面図の復元
  8.断・立面図の復元
第八章 茶道とキリスト教の関与
  はじめに
  1.日本におけるキリスト教布教
  2.信長と西欧文化
  3.国際港・堺と茶道
  4.秀吉と西欧文化
  5.千利休とキリシタン
  6.利休の弟子とキリスト教
  7.家康と西欧文化
  8.京都とキリスト教会
第九章 茶道の作法への西欧文化の影響
  はじめに
  1.敷松葉
  2.露地の植栽
  3.露地と茶室の色彩
  4.飛石と延段
  5.手水鉢
  6.石灯籠
  7.パースペクティヴとヴィスタ
  8.茶室の窓
第一〇章 豊臣秀吉の都市計画におけるヴィスタの手法
  はじめに
  1.大坂城及び城下町の造営とヴィスタ
  2.聚楽第造営及び京都の改造とヴィスタ聚楽第の造営
第一一章 慈照寺及び厳島神社への西欧意匠の影響
  はじめに
  1.慈照寺
  2.厳島神社
第一二章 高山右近の教会建築
  はじめに
  1.高山右近の足跡
  2.加賀百万石とキリシタン
第一三章 加賀文化への小堀遠州の関与
  はじめに
  1.茶室と庭園
  2.陶芸
  3.工芸
第一四章 「きれい」という美意識について
  はじめに
  1.八条宮家とキリシタン
  2.修学院離宮
  3.寛永文化サロンと西欧意匠
第一五章 長崎サント・ドミンゴ教会の復元
  はじめに
  1.サント・ドミンゴ教会の発掘調査結果の要約
  2.サント・ドミンゴ教会についての史料内容の要約
  3.ドミンゴ会の教会建築
  4.教会(聖堂)の復元
  5.住院の復元
  6.中庭の復元
  7.敷地境界線の復元
  8.墓地の復元