沢山 美果子/著 -- 勁草書房 -- 2005.9 -- 367.21

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地下書庫 /367.2/サ/ 115659591 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 性と生殖の近世
タイトルカナ セイ ト セイショク ノ キンセイ
著者 沢山 美果子 /著  
著者カナ サワヤマ ミカコ
出版者 勁草書房
出版年 2005.9
ページ数 11,359,19p
大きさ 20cm
一般件名 女性-歴史 , 出産 , 堕胎 , 間引き , 捨子
ISBN 4-326-65307-8 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 367.21
内容紹介 ジェンダーとセックスの接点に位置する身体という場で起きる、性と生殖に焦点をあて、性関係、避妊、受胎から出産、産後までのプロセスを女性たちの生きた現場から捉えなおす。生命の安全と存続を求める人々の努力の諸相。
著者紹介 1951年福島県生まれ。お茶の水女子大学大学院博士課程人間文化研究科人間発達学専攻修了。学術博士。順正短期大学幼児教育科教授。「出産と身体の近世」で第14回女性史青山なを賞受賞。

目次

序章 歴史のなかの性と生殖
  1 本書の課題
  2 「性と生殖の近世」の射程
第一章 懐胎・出産取締りからみた<産む>身体
  はじめに
  1 一関藩の「育子仕法」と武士の出産
  2 言説から見た堕胎
  3 藩と在村医のせめぎあい
  4 堕胎・間引きをめぐる事件
  おわりに
第二章 堕胎・間引きをめぐる権力関係
  はじめに
  1 子殺しの周辺
  2 家族、女の罪へ
  3 産むこと・産まないことをめぐる藩・共同体
  4 堕胎・間引きの周辺
  おわりに
第三章 性と生殖の民俗
  はじめに
  1 懐胎の月への関心
  2 女性の身体観と「四季」
  3 胎内の子への関心
  おわりに
第四章 捨子の実像
  はじめに
  1 近世の捨子の実態への接近
  2 岡山藩の捨子
  3 捨子をめぐる処罰例
  4 岡山城下の捨子
  5 捨子の背景
  6 捨子のその後
  おわりに
第五章 捨子の運命
  はじめに
  1 捨子への対応
  2 捨てられた子どもたち
  3 捨てた親たち
  おわりに
第六章 性と生殖の規範化
  はじめに
  1 近代家族の自明性への問い
  2 近世における<産む>身体をめぐるせめぎあい
  3 性規範をめぐるせめぎあい
  おわりに
第七章 女医の診察記録にみる女の身体
  はじめに
  1 近世の地域医療と女の身体
  2 近代初頭の女医と患者たち
  3 診察記録が語る女の身体
  4 近代化のなかの女の身体
  5 診察を受ける女たち
  おわりに
終章 性と生殖の近代へ
  1 「性と生殖の近世」の構図
  2 「性と生殖の近代」へ